【新築】か【中古】住宅を買うならどっちが正解?【迷っているならおすすめは中古】

マンション

こんにちは、ドンキーです。

私ドンキーに関する簡単なプロフィールはこちらから、もしよければご覧ください。

新築住宅について次のようなイメ―ジを持ってらっしゃる方も多いんではないでしょうか。

「甲斐性がある男ならやっぱ新築だよな」

「新築一戸建てを持ってこそ一人前ってもんよ!」

「子供たちをのびのび育てたいからやっぱ新築の戸建てがいいよね」

住宅に関して世の中色々な話がある中で、なぜか推されることの多い新築住宅ですが、ちょっと待ってください!

あなたが住みたいのは本当に新築住宅ですか?

理想の間取りの家?

立地がいい家?

好きな内装の家?

その様な物件を探されているのではないでしょうか?

はっきり言いますが、新築住宅は高い買い物です。

そんな高い買い物だからこそ、後悔がないように家探しに活かしていただきたい情報を示させていただきたいと思います。

この記事では、本当にそのお宅は新築住宅であるべきなのかについて、

[こんな方には新築がおすすめですよ]

[こんな方には中古がおすすめですよ]

について書いていきます。

是非最後まで読んだ上で、ご検討いただければ幸いです。

※最初にお断りさせていただきますが、この記事は新築住宅を推奨しないものではありません。

少しでも、皆様の幸せの家作りの参考になれば幸いです。

新築住宅をお勧めする人

ではどのような人に新築住宅をおすすめするのでしょうか。

このような方々には自信をもって新築をお勧めいたします。

住みたい間取りが特殊すぎて世の中には存在していない家に住みたい人

例を挙げるとすると次のようなケースです。

ケース1:家の中に土俵を作りたい

これはかなりレアなケースですが知り合いの相撲部屋に訪ねた時にそう思いました。

「土俵がある家ってのはみたことないな・・・」

純粋にそう思ったのを覚えています。かなりレアケースですけどね。こんな家は普通にはありません。

ケース2:リビングを土間にしてそこに暖炉をつけて、隣には水栓を付けてテントを洗ったり干したりするスペースが欲しい

これもかなりレアケースですが、私の住みたい家がこんな家です。

このような家は、求めている条件の中の何かを妥協しない限りは見つかることがありません。

ケース3:建築雑誌で見かけるような奇抜で類を見ないような家に住みたい

このようなケースの家が、中古で出回ることはほとんどないと思います。

・外壁をすべてガラス張りにしたい

・家の中なのか外なのかわからないような家にしたい

・すべて竹だけでできているような家に住みたい

このような建物に住みたい!と思う場合は新築住宅の設計をして立てるしか住む方法の一つだと考えます。

既に土地を持っている人(相続などによって)

土地代は家代の多くを占める場合があります。それは都会になればなるほど顕著になります。土地価格が建物+土地の価格の50%にのぼることもあります。

その土地を、すでに持っている場合も新築住宅を建てるのに十分な理由になりえますね。

自分が住みたいエリアに中古住宅があまりない

郊外のエリアではこのようなケースは少なくないと思います。

例としては以下のケースです。

・実家の両親の家の近くに住みたい

・絶対このエリアに住みたい&こだわりの間取りがそのエリアにない

(後程の中古住宅の条件もご覧ください)

このようなケースも新築住宅でないといけないケースだと考えられます。

新築住宅とは

ここで新築住宅何なのか確認しておきましょう。

新築住宅とは【住宅の品質確保の促進等に関する法律】によって次のように定義付けられています。

新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの(建築工事の完了の日から起算して1年を経過したものを除く)

つまり、工事が完了して1年未満の住宅が新築住宅となりますが一度でも人が住んだ家は中古住宅となるということなんですね。

では、中古住宅をお勧めする方はどのような方でしょうか。

中古住宅をお勧めする人

次のような方には中古住宅をお勧めします。(本当に損をしてほしくないので言葉を選ばず書きます)

理想の間取りが既に世の中に存在しているものであるひと

理想とされている間取りがある方も多いと思います。

しかし、その多くの理想の住宅は世の中に既に存在している間取りである場合が多いはずです。

・4LDK+書斎付き

・寝室にはウォークインクローゼットが欲しい

・玄関にはシューズインクローゼットが欲しい

・キッチンには大きいパントリーが欲しい

・家事動線の洗面所・お風呂・キッチンを連続してレイアウトされている間取り

このような間取りの家は五万とあります。

中古住宅でも、もし気に入らない部分があればリフォームして理想の間取りにすることができるかもしれません。

住まいのエリアをこれから選ぶことができる人

どこに住むかを決めることができる方たちにも中古の住宅をお勧めします。

エリアにこだわりがないほど、理想な間取りの家を探すハードルがぐっと下がるためです。

[新しい家=綺麗な家]だと思われている方

「新しい家に住みたい」

このような理由で新築を希望される方もいらっしゃいます。

お気持ちはお察しいたしますが、綺麗な家=新築ではありません。

中古の住宅でもリフォームされている家、または新たにリフォームすることによって見違えるように綺麗にできますよ。

先ほども書きましたが、1度でも誰かが住んだ家は新築ではなくなってしまいます。

新築=きれいな家、ではなくて、新築=リフォームされた中古の家=きれいな家ですよ!

転勤の可能性がある仕事をされている方

このような方は賃貸でもいいかもしれませんが、新築の住宅を買うと身動きが取れなくなってしまう場合があります。

「家を買った途端転勤が決まってしまった」

このような方の話もかなり聞く事例だと思います。

それぞれのお気持ちは本当にお察ししますがが、高い買い物となりますので是非一度ご検討ください。

(大きな声では言えませんが、設計事務所をしている私が言いますので間違いありません)

最後に

[こんな方には新築がおすすめですよ][こんな方には中古がおすすめですよ]について書かせていただきましたがいかがだったでしょうか。

住宅は本当に高い買い物です。

何度も言いますが、私は設計事務所を生業としています。

その為、皆様には後悔のないように住まいについて考えていただける時間を持っていただきたいと思いました。

実は中古住宅=汚い家・古い家ではないんです。

他にもみなさんにとって少しでも有益な情報となり、幸せな人生の拠点探しの参考になっていただければ幸いです。

ではでは別の記事も、よろしくどうぞ!

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